子会社、関連会社、関係会社、親会社、孫会社、兄弟会社、グループ会社の違いはわかりますか?
当記事では、子会社、関連会社、関係会社、親会社、孫会社、兄弟会社、グループ会社の違いについてご説明します。
目次
子会社、関連会社、関係会社、親会社、孫会社、兄弟会社、グループ会社の違いは?
法定の用語か、そうでないか、文脈で判断する。
子会社、関連会社、関係会社、親会社、孫会社、グループ会社には、法定されている用語もあれば、そうでない用語もあります。
また、法定されている用語でも、コミュニケーションの文脈によっては、法定通りの意味で使われない場合もあります。
そのため、これらの用語がどのような意味で使われているか、文脈で判断することがまず重要になります。
以下、各用語について、法定の意味と、それ以外の意味をご説明します。
なお、法定の意味については、一部わかりやすさを優先しています。
子会社とは?
子会社の法定の意味
ある会社が議決権(株式)の過半数(50%超)を有する等、ある会社が経営を支配している会社です。
子会社の法定以外の意味
法定以外の意味で使われることはあまりありません。
強いて言えば、資本関係はなくとも、ある会社が支配的な取引関係に置いている会社を子会社ということもあるかもしれません。
親会社とは?
親会社の法定の意味
ある会社の議決権(株式)の過半数(50%超)を有する等、ある会社の経営を支配している会社です。
親会社の法定以外の意味
法定以外の意味で使われることはあまりありません。
強いて言えば、資本関係はなくとも、ある会社が支配的な取引関係に置かれている会社を親会社ということもあるかもしれません。
関連会社とは?
関連会社の法定の意味
ある会社が議決権(株式)の20%以上を有する(ただし、子会社を除く。)等、ある会社が財務及び営業又は事業の方針の決定に対して重要な影響を与えることができる会社です。
関連会社の法定以外の意味
関係会社と混同して使用される場合があります。
その他の関係会社とは?
その他の関係会社の法定の意味
ある会社の議決権(株式)の20%以上を有する(ただし、親会社を除く。)等、ある会社の財務及び営業又は事業の方針の決定に対して重要な影響を与えることができる会社です。
その他の関係会社の法定以外の意味
法定以外の意味で使われることはあまりありません。
関係会社とは?
関係会社の法定の意味
ある会社の子会社・親会社・関連会社・その他の関係会社をいいます。
ある会社自身は含まれません。
関係会社の法定以外の意味
関連会社と混同して使用される場合があります。
ある会社自身も含めて、関係会社と言われる場合があります。
孫会社とは?
孫会社の法定の意味
法定の用語ではありません。
孫会社の法定以外の意味
一般的に、子会社の子会社を孫会社という場合があります。
兄弟会社とは?
兄弟会社の法定の意味
法定の用語ではありません。
兄弟会社の法定以外の意味
一般的に、同一の親会社を持つ会社を兄弟会社という場合があります。
グループ会社とは?
グループ会社の法定の意味
法定の用語ではありません。
グループ会社の法定以外の意味
一般的に、以下のものをグループ会社という場合があります。
- ある会社+子会社
- ある会社+子会社+関連会社
- ある会社+関係会社
- 子会社+関連会社
- 関係会社
まとめ
子会社、関連会社、関係会社、親会社、孫会社、兄弟会社、グループ会社という用語の使用される文脈から、法定の意味で使用されているか、そうでないかをまず判断しましょう。