稟議書(起案書)の判断が下されることを、決裁といいますか?決済といいますか?
誤用が多いようなので記事にしてみました。
稟議書は決裁!決済は誤用です。
辞書の定義
goo辞書(出典:デジタル大辞泉(小学館))によりますと、以下の通り、定義されています。
稟議書(起案書)の判断が下されることを、決裁というのは一目瞭然ですね。
決済(けっさい)の意味
けっ‐さい【決済】の解説
[名](スル)代金や証券・商品、または売買差金の受け渡しによって、売買取引を終了すること。
決裁(けっさい)の意味
けっ‐さい【決裁】の解説
[名](スル)権限を持っている上位者が、部下の提出した案の可否を決めること。「決裁を仰ぐ」「書類を決裁する」
余談
「案の可否を決めること」が決裁ですので、承認と否認のどちらの場合も包含しているようです。
一般的には、承認の意味で決裁という言葉を使っている場合も多いように見受けられますので、注意が必要かもしれないですね。
まとめ
稟議書(起案書)の判断が下されることは、決裁といいます!