株式懇話会(全国株懇連合会、東京株式懇話会。)についてご存じでしょうか?
当サイト「株式総務」は、株式に関する総務の業務(以下「株式総務」といいます。)を解説するウェブサイトですが、当記事を閲覧していただいている株式総務ご担当の方で、ご勤務先が株式懇話会の会員であるという方も多いのではと思います。
また、株式総務ご担当の方で、株式総務において作成する各種書類について、全株懇モデル(株懇モデル)を参考にされているという方も多いのではと思います。
当記事では、株式懇話会、東京株式懇話会、全国株懇連合会、全株懇モデル(株懇モデル)についてご説明します。
目次
株式懇話会とは?(全国株懇連合会とは?東京株式懇話会とは?)
株式懇話会とは?
株式懇話会とは、株式懇談会・株式事務研究会・株式法務研究会・株式事務懇談会ともいい、会員は上場会社を中心に構成され、会員である会社の株式担当者による株式に関する法令・実務の調査・研究・情報交換・交流を中心に、株式に関するセミナー(講演会、講習)の開催、会員である会社への統計調査等を行う組織です。
地域ごとに構成されており、全国で合計12の組織があります。
主に、現在及び過去に証券取引所があった地域で設立されています。
名称 | 会員数 |
札幌株式懇話会 | 33 |
新潟株式懇話会 | 46 |
東京株式懇話会 | 1,085 |
富山株式懇談会 | 25 |
石川株式懇話会 | 34 |
名古屋株式事務研究会 | 222 |
京都株式事務研究会 | 74 |
大阪株式懇談会 | 395 |
神戸株式法務研究会 | 65 |
広島株式事務研究会 | 34 |
山口株式事務研究会 | 12 |
福岡株式事務懇談会 | 86 |
東京株式懇話会とは?
東京株式懇話会とは、略称を「東京株懇」といい、「東京都中央区日本橋兜町2―1東京証券取引所内」を所在地とする、会員数が日本最大の株式懇話会です。
法人の種類としては、いわゆる権利能力なき社団(人格なき社団、人格のない社団)と思われます。
権利能力なき社団(人格なき社団、人格のない社団)については、「会社に関わる法人でない団体、会社以外の団体」もご参照ください。
全国株懇連合会とは?
全国株懇連合会とは、略称を「全株懇」といい、各地の株式懇話会により構成される全国組織であり、各地の株式懇話会との交流等に加えて、法務省、法律学者、証券取引所、日本経済団体連合会、弁護士等との交流や、法改正における意見交換やパブリックコメントへの意見提出、各種株式実務の標準実務や書式(全株懇モデル、株懇モデル。)の提言等を行い、株式実務の円滑化に寄与することを目的としている組織です。
法人の種類としては、いわゆる権利能力なき社団(人格なき社団、人格のない社団)と思われます。
権利能力なき社団(人格なき社団、人格のない社団)については、「会社に関わる法人でない団体、会社以外の団体」もご参照ください。
全株懇モデルとは?(株懇モデルとは?)
全株懇モデルとは、株懇モデルともいい、全株懇が作成・公表する定款や株式取扱規則をはじめとする各種株式実務の標準実務や書式のことをいいます。
全株懇モデルには、株主総会招集通知・事業報告・株主総会参考書類なども含まれており、
日本経済団体連合会の発表するモデルとあわせ、株式総務ご担当の方も、良くご覧になったことがあるのではと思います。
まとめ
株式懇話会、東京株式懇話会、全国株懇連合会、全株懇モデル(株懇モデル)についてご説明しました。
参考になれば幸いです。