監査の種別として、適法性監査、妥当性監査があると、聞いたことがある方もおられるかと思います。
適法性監査、妥当性監査の違いについて、ご存じでしょうか?
当記事では、適法性監査、妥当性監査とは何か、その違いについて、ご説明します。
適法性監査、妥当性監査とは?その違いは?
適法性監査
適法性監査とは、取締役等の職務執行が法令及び定款に準拠して実施されているか否か(法令及び定款に違反していないか。違法行為は無いか。)に関する監査をいいます。
例えば、ある職務に関し、Aという執行を行った場合、それが適法であるか否か、に関する監査です。
妥当性監査
妥当性監査とは、取締役等の職務執行が(違法ではないものの)経営方針等に準拠して
合理的・経済的・効率的・効果的・目的的であるか否か(経営判断として妥当か(経営判断として不当ではないか。)。)に関する監査をいいます。
例えば、ある職務に関し、Aという執行を行った場合、BではなくAを選択したことが妥当であるか否か、に関する監査です。
まとめ
適法性監査とは、職務執行が適法か否かの監査!
妥当性監査とは、職務執行が妥当か否かの監査!