店頭公開と上場の違いについてご存じでしょうか?
当記事では、店頭公開と上場の違いについて、ご説明します。
店頭公開と上場の違いは?
上場とは?
上場については、イメージしやすいのではないかと思います。
上場とは、店頭公開と対比すれば、株式が証券取引所で売買されている状態をいいます。
その市場を上場市場、その株式を上場株式(上場株)といいます。
店頭公開とは?
店頭公開とは、上場と対比すれば、株式が証券取引所を介さず証券会社等の金融機関の店頭で相対(1対1)で売買されている状態をいいます。
その市場を店頭市場、その株式を店頭公開株式(店頭公開株)といいます。
店頭公開と上場の補完的な関係
上場には証券取引所の設ける基準がありますが、店頭公開にはありません。
そのため、店頭市場は、証券取引所の上場基準を満たさない会社が株式を公開するための、補完的な市場となっていました。
店頭公開の現在
最日本の店頭市場であったジャスダックは、2004年12月13日に証券取引所へ業態転換し、店頭市場は消滅しています。
まとめ
店頭公開と上場の違いは、株式が売買されている市場の違い。
現在、店頭市場はありません。